登記簿はどこを見ればよいのですか?
登記簿を見れば、その土地や建物の所有権がどのような変遷を経て現在の所有者の手に移ったのかとか、賃借権や抵当権、地上権など、所有者の利用を制限する権利がついていないかどうかがわかります。
このように、登記簿というのは、その物件の重要な情報源といえます。
登記簿は、不動産会社が購入者にする重要事項の説明の際に参考資料として渡されますので、わざわざ登記所に行かなくても登記簿の写し(謄本)を手に入れることができます。
この登記簿謄本を渡されてどこを見たらよいのかですが、まずはその謄本が交付された日付を注意して見てください。
もしこの日付が古いと、後で様々な事項が付け加えられている可能性があるからです。慎重を期す場合には、物件の購入代金を支払う直前に登記所に行って自分で閲覧するのが確実です。
登記簿には何が書いてあるのですか?
登記簿は、通常、土地と建物の2つの登記用紙があり、土地であれば1筆(1区画)ごとに、建物であれば1棟ごとにそれぞれ記載されています。
登記用紙は土地と建物ともに、次の3つの欄に分けて構成されています。
■表題部
■甲区
■乙区
表題部には何が記載されているのですか?
表題部には、次のようなその土地や建物を特定する情報が記載されています。
■土地
・所在
・地番
・地目
・地積
・登記原因とその日付
・登記の日付...など
■建物
・所在
・家屋番号
・種類
・構造
・床面積
・登記原因とその日付
・登記の日付...など
ここでは、購入しようとしてる物件が、登記簿に記載されている物件と同じかどうかチェックします。 |