重要事項説明はどのように行われていくのですか?
仲介会社を通じて中古住宅を購入した場合の重要事項説明は、以下のように行われます。
■配置
重要事項説明は、新規分譲物件を買う場合には売り主が不動産会社ですから「売り主(説明者)側」対「購入者」という配置になりますが、仲介物件の場合には売り主、説明者(仲介担当者)、購入者の3者が同席することになります。
ここで、重要事項説明の内容について、売り主と買い主双方に間違いがないことを確認し合います。
■宅地建物取引主任者証の提示
説明者が宅地建物取引主任者証を提示します。これは、説明者が重要事項説明を行うことができる有資格者であることを明らかにするためです。
■本人確認
宅建業法では、重要事項説明書は宅地建物取引主任者の資格を持っている者が作成し、説明しなければならないことになっています。
重要事項説明書には必ず主任者の氏名と押印があり、免許の登録番号が記載されていますので、説明書を手渡されたら、説明者が本人かどうか確認するようにします。
■説明書の読み上げ
説明者が重要事項説明書を読み上げていきますが、このとき専門的で分かりにくい部分については、補足資料を提示して説明を加えていきます。
もしここで疑問に感じる点などがあれば、そのたびに質問して納得がいくまで説明してもらうようにします。あいまいなままにしておくと、後々のトラブルのもとになりますので注意したいところです。
およそ所要時間としては30分程度で終わりますが、ケースによっては1時間以上かかることもあります。
■署名・押印
重要事項説明が終わって、内容に納得がいけばそれぞれが重要書類説明書に署名・押印をします。 |