共有住宅の取得価額について
共有住宅の場合には、住宅ローン額が住宅と敷地の購入価額を超えているのがどうかというのがわかりにくいですが、今回はそれをどのようにして判定するのかということについて取り上げます。
まず、住宅ローン控除額の計算方法ですが、これは、住宅等の取得等(注)に係るその年12月31日時点の住宅ローン等の金額の合計額を基にして計算することになっています。
この場合、住宅ローン等の合計額が住宅等の取得等の額を超える場合には、住宅等の取得等の額を基にして計算することになります。
一方、共有住宅の場合ですが、こちらは、その住宅全体の取得等の対価の額にその人の共有持分割合を乗じて計算した金額が、その人の取得等の対価の額になります。
(注)住宅の新築・購入(一定の敷地の購入を含みます。)や増改築等のことです。 |