「私道負担に関する事項」の内容は?
ここには、購入する土地に私道がある場合に記載されます。もし私道負担がある場合には、その私道の位置や面積などが図解入りで表示されます。
「私道負担に関する事項」のチェックポイントは?
重要事項説明書の私道負担に関する事項のチェックポイントは、次のようなものです。
■位置指定道路
私道にしか接していない敷地の場合は、原則としてその私道が建築基準法の規定に基づいて「道路位置指定」を受けていないと住宅を建てることができませんので注意が必要です。
ここで道路位置指定というのは、以下のようなものです。
<道路位置指定>
次の法令などによらないでつくる幅4m以上の道路については、これをつくろうとする者は特定行政庁からその位置の指定を受ける必要があります。そして、その指定を受けた道路は建築基準法上の道路として扱われることになります。
・道路法
・都市計画法
・土地区画整理法
・都市再開発法
■建築基準法上の私道
取引の対象になる不動産に建築基準法上の私道が含まれる場合には、私道の上には建物を建てることができません。
また、その部分の面積については、敷地とはなりませんので、建ぺい率や容積率の計算からは除外されます。 これは土地の利用に関して大きな制約を受けますので注意が必要です。 |